■ハーレーパーツメーカー紹介コラム【第22回】ULTRACOOL(ウルトラクール)編

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渋滞が多い日本にこそ欲しい、高性能オイルクーラー!

エンジンのパフォーマンスを保つために重要なパーツがオイルクーラー。「ウルトラクール」は、その名のとおり「物凄く冷える!」高性能なオイルクーラーシステムを手掛けるブランドです。
渋滞しがちな日本でこそ真価を発揮してくれる、このパーツ。どんな製品なのか深堀りしていきましょう!

<ブランド概要>アメリカ生まれの新興メーカー、ファン付き冷却システムで有名に

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ウルトラクールは、バイカー文化で有名なカリフォルニア州ホリスターで創業。現在は、Robert ClinkがCEOを務め、カリフォルニアのマリエータに本拠地を置いています。

現在のダイナミック3.0冷却システムをリリースしたのは、2012年。膨大なテストを重ね、最大でオイル温度を10℃下げ、華氏200~235度(摂氏94~112度)に保つオイルクーラーを開発しました。

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このオイルクーラーは、電動ファンを備え、停止時でも威力を発揮するのが特徴です。
ご存じのとおり、ミルウォーキーエイトのツインクールドやV-RODなど一部を除いて、ハーレーは大部分のモデルが空冷エンジン。走行風でエンジンを放熱する仕組みですが、炎天下の渋滞などでエンジンをかけたまま長時間停車しているとパワーダウンしたり、オーバーヒートしてしまう場合があります。
また、FIモデルは排ガス規制に適合するために燃料を薄く設定しており、エンジンの燃焼温度が上がりやすい一面もあります。

そこで出番なのがオイルクーラー……なのですが、走行風を当てて冷やすオイルクーラーと、ウルトラクールのように電動ファン付きのオイルクーラーがあります。
前者の空冷式だと、やはり走行しないと効果が出ません。一方のウルトラクールなら、停止中でもオイルを冷却でき、エンジンを保護できるのです!

ハーレーのオイルクーラーは多種多様な製品が出回っていますが、ファン付きとなると、なかなか良い製品がありませんでした。そんな中、ウルトラクールが登場し、ヒット商品となった次第です。

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<製品の特長と効果>
ダブルファンでオイル高温時に強制空冷!

ウルトラクールの特長は、電動ファンがダブルであること。しかも高回転で勢いよく回るため、夏場でも安心感が高いです。冷却ファンはサーモスタットによりオイルが100℃になると自動的に回転し、熱いオイルが14列の冷却ラジエターを通って冷却。ファンは約90℃で停止します。 ファンの回転時にLEDランプでお知らせしてくれるのもいいですね。

実際、ウルトラクールを2年使ったスタッフの話によると、完全にストップしてしまう渋滞や信号待ちが多い街中などでは、「ラジエターを通った熱い風が逃げていくのが良く分かる」とのこと。
油音計を見ていると「スルスル温度が落ちていく」。装着前は熱ダレでパワーが落ちるのを体感してきましたが、装着してからは問題ないとのこです。

防水、防塵性能にも優れており、防水規格のIP55を取得しています。
エンジンにやさしいのはもちろん、オイルの劣化が遅くなるため、フトコロにもやさしい。ストップ&ゴーが多く、オイルへの負担が大きい日本にこそウルトラクールは相応しいパーツなのです!

ちなみに、冬場にラジエターカバーをせずに走行するとオーバークール気味になって燃費が悪化しているようです。
5℃を下回る様な気温で長時間走行する際などはラジエターカバーをお勧めします。ただ、冬場でも渋滞の際にはちゃんとカバーを外した方がいいですね。

キットとして大きく分けると「サイドマウントタイプ」、「ダウンチューブマウントタイプ」、「フェアリングマウントタイプ」の3種に分類でき、車種に合わせて効果的かつスマートに装着できるよう専用ステーも用意されています。

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サイドマウントタイプ。目立つので、いかにも「カスタムしました!」的な後付け感がカッコイイです。
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ダウンチューブマウントタイプ。ツールバッグやETC車載器などが装着している場合は装着できませんが、目立ちにくいのがいいですね。

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フェアリングマウントタイプは、ツーリングファミリーやトライクのツインクールド車向け。
左側ロワーフェアリングのラジエター横に取り付けるので実にスマートです。

<商品紹介>
2カラーを用意、補修パーツも豊富!

ネオファクトリーでは、サイドマウント、ダウンチューブマウント、フェアリングマウントの3タイプを全て扱っています。フェアリングマウント以外はクロームとブラックの2色から選べます。
ちなみにサイドマウントの本体寸法は縦250×横94×厚78mm、ダウンチューブマウントは縦74×横225×厚90mmです。

また、ファン作動時に点灯するLEDランプを増設することも可能。より目視で確認しやすく、便利です。

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キット本体一覧表(品番をクリックで商品に移動します)

サイドマウント
適合 カラー NEO品番
94-08y ツアラー クローム 022931
ブラック 022932
09-16y ツアラー クローム 022933
ブラック 022934
93-17y ダイナ クローム 022935
ブラック 022936
85-17y ソフテイル クローム 022937
ブラック 022938
17y- M8ツアラー クローム 022939
ブラック 022940
18y- M8ソフテイル クローム 022943
ブラック 022944
86-03 スポーツスター クローム 023551
ブラック 023552
04y- スポーツスター クローム 023553
ブラック 023554

ダウンチューブマウント
適合 カラー NEO品番
99-08y ツアラー クローム 014751
ブラック 014752
09-16y ツアラー クローム 014753
ブラック 014754
93-17y ダイナ クローム 014755
ブラック 014756
01-17y ソフテイル クローム 014757
ブラック 014758

ロワーフェアリングマウント
適合 カラー NEO品番
14-16y ツアラー ツインクールド - 025263
17y- ミルウォーキーエイト ツインクールド - 025264

サーモスイッチやオイルホースなどのリプレイス品も数多く扱っているので、メンテナンスしながら長く使うことができます。

■<まとめ>夏場の安心感は絶大、装着もおまかせください!

装着すれば夏場の安心感が段違いのウルトラクールのオイルクーラー。装着したスタッフによると、「ハラハラしながら渋滞にはまっているのは心身共に疲れてしまいますが、ウルトラクールを装着してからはとても安心して乗っていられるようになりました」とのこと。
ちなみにオイル容量が少し増えるので、規定量を入れた後にあたりを一周して、再度レベルゲージを見て不足分を足してあげるといいカンジです。夏に向けて今から装着を検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、ネオファクトリーの運営する実店舗=ネオガレージで装着を承りますし、ホースをステンメッシュに変更することも可能です(キットには通常の布巻きタイプのゴムオイルホースが付属)。ハーネス類を傷つけないフィッティング(ホースをアダプターに取り付ける継手)も各種用意してありますので、コダワリたい方はぜひご相談ください!

デュアルファンオイルクーラーシステム


ウルトラクール公式動画に日本語字幕を入れた動画は以下からどうぞ!



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