■はじめてのハーレーカスタム【第10回】ヘッドライト編
バイクの顔と言えば、ヘッドライト。
ヘッドライトは、人の顔と同じように、バイクの第一印象を決める重要なパーツです。
自分の顔はどれだけ気に入らなくても、一生付き合っていかなければいけません。
(たまに整形する人もいますが)
誰だって、自分の顔の気に入らないところは1つや2つはあるでしょう。
私なんか、20個くらいありますよ・・・(泣)
顔が大きいし、しゃくれてるし、鼻が低いし、一重だし・・・
私の残念な顔の話は、さておき。
ハーレーの顔は、いつでも自由に交換できちゃいます!
しかも、自分の好きなスタイルに!
早ければ10分くらいで!(笑)
というわけで、今回はハーレーの顔つきを大きく変える「ヘッドライト」について、解説していきましょう!

フロントの印象を刷新できるヘッドライトカスタム!
ヘッドライトは比較的安く交換できるパーツでありながら、フロントのイメージを大きく変えることができます。ハーレーをドレスアップするなら、外せないパーツでしょう。カスタムする際は、ハーレー全体の雰囲気に合うヘッドライトを選ぶことが大切です。
では、ハーレーのヘッドライトにはどんなデザインのものがあるのでしょうか? 分類方法は様々ですが、一般的なタイプとして3つご説明しておきましょう。
bullet(銃弾・弾丸)の形をしたヘッドライト。根強い人気があります。「ブレット」と表記されることも。

チョッパースタイルに重宝されるヘッドライト。ベーツというメーカーが作ったことからこう呼ばれる。「ベイツ」と表記されることも。

本体が前後に長く伸びたタイプのヘッドライト。小型でも存在感がUP。

この他にも、スクエア型やトライアングル型など、ユニークな形状のヘッドライトがあります。サイズは、4-1/2インチや5-3/4インチといった小ぶりなものが人気ですが、4インチ、5インチ、7インチのヘッドライトも。あとは色やバイザーの有無など、好みに合わせて選ぶのがいいでしょう。
またレンズは、「ユーロタイプ」と呼ばれるレンズスリットの無いタイプもあります。クリアーレンズの他にもイエローやブルー、ミラータイプなどのオプションも。レンズも好みに合わせて変えてみると、また違った雰囲気を楽しめます。



HIDやLEDへの交換もおすすめ!
ヘッドライトは基本的にルックス重視で交換していいパーツですが、「明るさ」に配慮することも忘れずに。ノーマルのヘッドライトだと少し暗いと感じる人もいるようで、特に田舎に出かけたりしたときに「前が見づらい」ことがあるかもしれません。
悪条件下でも確実に視野を確保したいなら、ヘッドライトの光源を「HID」や「LED」に替えるのがおすすめです。HIDは明るさに優れているうえ省電力。街灯の少ない場所では頼りになります。LEDはHIDより劣るものの、通常のハロゲンとは比べものにならない明るさがあるうえ、とにかく長寿命。バイクのヘッドライトの主流になりつつあります。
LEDヘッドライトの装着例


ヘッドライト交換事例
最近、ネオガレージで手がけたヘッドライトの交換事例をご紹介します。

2007年式FXSTB
ソフテイル・ナイトトレインのヘッドライト交換
ノーマルではクロームメッキのヘッドライトです。
全身ブラックでまとまっている車両なので、いっそのことヘッドライトもブラックに!
というわけで選んだのが、黒のバレットタイプのヘッドライト

5-3/4in バレットヘッドライト ブラック

顔つきがシャープになりましたね~
ノーマルに比べると小ぶりになりましたが、存在感は際立っていますよね。
全身で見てもスマート!ロー&ロングな車両がカッコイイですね。

スタイル別おすすめヘッドライト
車種別おすすめヘッドライト
「自分で交換する!」という方へ~ワンポイントアドバイス~
もちろん調整は必要ですが、ヘッドライトの多くは取り替えるだけですから、サイズさえ干渉しなければDIYでも交換できます。ただし、車両によっては純正ヘッドライトの中にリレーや配線が詰まっています! 電装系パーツには共通することですが、交換時に気を付けなくてはならないのが配線処理。初心者の方には難しい部分があるかもしれません。確実なカスタムをするためには、あらかじめ予備の配線や圧着端子、絶縁テープなどを用意したうえで行いましょう。
見よう見まねで交換すると、「急にライトが消えた!」といった大ピンチに遭遇しかねません。車両と交換するヘッドライトの適合を確認し、複雑な配線処理や加工が必要になりそうなときは、ショップに相談するのがいいでしょう。
ヘッドライト交換にあたっての関連パーツ
>> ネオファクトリーで取り扱うヘッドライトと周辺パーツはこちら
安全か?迷惑か?ハイビームについて考えよう

夜、ハーレーでちょっと海まで。
風が気持ちいいな~♪景色がきれいだな~♪
そんなとき、対向車のハイビーム!!!
誰もが経験したことがあるでしょう。せっかくの快適なドライブに水を差されますよね。
ご存じの方は少ないと思いますが、実は道路交通法では「夜間の運転時、ヘッドライトの基本はハイビーム(上向き)」とされています。同時に、「他の車の交通を妨げるおそれがある場合には、光を消したり弱めたりする操作をしなければならない」ともされています。
ヘッドライトは、前方の視界を確保するのと同時に、周囲に自分の存在をアピールするためのものでもあります。だからこそ、基本はハイビームで、すれ違うときなど迷惑になりそうなときにロービームにするというわけです。
ここは賛否両論あるところですが、走っている場所や状況を踏まえて、臨機応変に切り換えられる余裕がほしいものです。大切なのは、自分も他人も安全で快適であること。大人のマナーで夜を楽しく走りましょう!
※ネオファクトリーで取り扱うヘッドライトは米国仕様のため、原則として車検適合外となります。