■はじめてのハーレーカスタム【第11回】バッテリー編

みなさんは、ハーレーに何年くらい乗っていますか?

その間、バッテリーの交換はしましたか?

バッテリーは存在感の薄いパーツなので、交換するのを忘れられがちです。特に初心者の方はスルーしている方が多いかもしれません。しかし、交換を先延ばしにしていると、いざという時に頭を抱えることになってしまいます。

「さあ、ツーリングに出発だ!」というタイミングで、バッテリーが上がってしまったら・・・楽しいツーリングに置いていかれるか、最悪、参加できなくなってしまいます。山奥でバッテリーが上がってしまったら、「どうすりゃいいんだ・・・」と右往左往してしまうでしょう。

そんなことにならないよう、バッテリーは適切なタイミングで交換することが重要です。今回は、愛車のメンテナンスの一環として、「バッテリー交換」について解説していきましょう!

バッテリーの寿命ってどのくらい?

ハーレーダビッドソンのマニュアルでは、2年での交換を推奨している。
インターネットで調べてみると、3~4年で交換と書いてある。
でも、ハーレー乗りの先輩に聞いたら、5~6年は持つと言っていた。

一体、いつ交換すりゃいいんだよ。。。
バッテリーの交換時期は難しいところですが、2~3年を目安だとお考えください。なぜ、バラツキがあるのかと言うと、「乗り方」によって寿命が大きく変わってくるからです。バッテリーは「走行することで充電される」「走行しないと自然放電する」という特徴があり、頻繁に乗っていて充電されている状態を維持できている場合は、バッテリーの寿命も長くなります。一方で、乗る頻度が少ないとバッテリーの劣化も進みやすく、寿命も短くなってしまうのです。

「ギリギリまで持たせよう」と考えている人ほど、「よりによってこんな時に・・・」というタイミングでバッテリーが上がってしまうもの。2年を過ぎた頃から交換を意識するようにしましょうね。

純正のバッテリーじゃなきゃダメ?

確かにハーレー純正のバッテリーは安心感がありますが、社外バッテリーでもハイパフォーマンスの製品はたくさんあります。

ネオファクトリーでおすすめしているのは、信頼と実績の「YUASA(ユアサ)」。抜群の堅牢性を誇り、液漏れが起こりにくく、自然放電率も低く抑えられた高性能バッテリーを数多くラインナップしています。

ハーレーは振動の多いバイクなので、普通のバッテリーだと端子部分が「ポキッ」と折れてしまい、エンジンがかからなくなってしまうトラブルが結構あります。ですが、YUASAのバッテリーなら心配無用! 端子部分がブロック状で頑丈なつくりになっているので、ちょっとやそっとじゃ折れません!

YUASA

自分で交換するという方へ

バッテリーの交換は、慣れた人なら5分程度で終わる作業です。基本的には、シートやサイドカバーを外してバッテリーを交換するだけ。初めての方も、以下の3点に気をつけて、ぜひDIYでトライしてみましょう!

バッテリーの適合をチェック!

車種・モデル・年式などに合わせて、適合するバッテリーを選びましょう。

YUASAバッテリーとの適合表

>>YUASAバッテリーとの
適合表はこちら

端子を外す順番に注意!

必ず、マイナス端子(黒い線)を外してからプラス端子(赤い線)を外してください。取り付ける時は逆に、プラス端子を取り付けてから、マイナス端子を取り付けます。こうしないと、ショートする可能性があるので危険!
「バッテリー交換くらい楽勝」だという方も軍手をはめて作業してくださいね。

落とさないように!

バッテリーは結構な重さがあるので、持ち上げる時は要注意。もし足の小指の上に落としてしまったら・・・間違いなく10分は悶絶します(泣)

隙間が狭くてバッテリーを持ち上げるだけでも、ひと苦労というケースは多々あります。そんな時に重宝する便利グッズがこちら。どんなサイズのバッテリーも、楽ちんに持ち上げられます。

ジムズ バッテリーリフター

>>ジムズ バッテリーリフター

>> ネオファクトリーで取り扱うバッテリー一覧はこちら

バッテリーケーブルも一緒に交換しよう!

バッテリーを交換する際に、できれば一緒に交換したいのがバッテリーケーブルです。長い間使っている場合、ケーブルが劣化して電気の流れが悪くなっていることが多々あります。

バッテリー&ケーブルを交換してエンジンをかけてみると、力強さが回復したのを実感できると思いますよ。

乗らない時期はバッテリーの充電を

季節は秋。「涼しくなるのを待ってたんだ!」という方も少なくないでしょう。秋ならではの爽快感を、ハーレーと一緒に楽しんでくださいね。

とはいえ、もう2ヶ月くらいして寒さが厳しくなってくると、ハーレーの出番も少なくなっていくと思います。冬場、バイクに乗らないでいると何が起きるか・・・バッテリーの自然放電ですね。冬場に限りませんが、乗らない時期が続く場合はバッテリーを充電するようにしましょう。定期的に充電することで、バッテリーは良いコンディションを保てますし、寿命も延びます。

「充電器を持っていない・・・」という方は、ぜひこの機会に購入を! おすすめは、YUASAのバッテリーチャージャーです。

この充電器の何が便利かと言うと、まずバイクからバッテリーを外す必要がないこと。直接車両に接続して充電できるんです。さらに、つないだままでOKなのもうれしいですね。MAX(14.4V)まで充電したら、ストレージモードに移行して自動で電圧をキープしてくれるんです。

ネオファクトリーでも取り扱っておりますので、ぜひお買い求めくださいね!

予備プラグを持っていますか?

バイカーにとってテンションが下がるトラブルと言えば、第一にバッテリーが上がってしまうこと。もう一つ加えるとしたら、「プラグかぶり」でしょう。プラグもバッテリーと同様に「消耗品だけど交換を忘れがち」なパーツです。ハーレーのプラグ交換は5,000kmが目安だと言われていますので、思い当たる方はお早めに交換を。また、スペアのプラグも必須です。プラグは「エンジンの心臓」とも言われる重要なパーツ。万が一に備えて、予備は用意しておきましょうね。

もしプラグコードが傷んでいるようなら、併せて交換してしまいましょう。プラグ&コードを交換すれば、始動性が向上したのを感じられるはずです。

プラグコードはパフォーマンスの良さも重要ですが、外から見える部分なので素材やカラーにこだわるのもGOOD。色はブラックだけでなく、レッドやブルー、イエローなど多彩ですし、素材も布巻きのタイプなど、ビンテージスタイルにぴったりな商品も多数あります。

関連パーツ

車両に付けられるプラグホルダー
予備プラグを携行するときに便利です!

>>プラグホルダー クローム

メンテが楽しくなってきたら中級者!

一般的には、プラグの焼け具合が白いと混合気が薄い、逆に真っ黒だと混合気が濃いと言われています。最適なのはきつね色。エンジンにとって理想的な混合気の状態だとされています。

バイクの状態が分かるようになると、自分のハーレーにより愛着が湧いてきますし、メンテナンスも楽しくなってきます。プラグ交換の際は、プラグの焼け具合もチェックしてみてくださいね。

バッテリーの交換・充電、プラグの交換など、面倒だと思う方もいるかもしれませんが、メンテナンスを楽しめるようになればハーレーライフはもっと魅力的なものになっていきます。乗るだけじゃない、飾るだけじゃない、メンテも楽勝なイケてるバイカーを目指しましょう!

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