■一歩先行くハーレーカスタム【第13回】 フォーク・ショック編

みなさんのハーレー、これまでどんなカスタムをしてきましたか?
今のスタイリング、イケてますか?

全12回にわたって連載してきた「はじめてのハーレーカスタム」では、ミラーやウインカー、ハンドルやマフラー、シートなどのカスタムをご案内してまいりました。
これらのカスタムをある程度経験している方なら、「いい感じに仕上がっている!」という方もいるかもしれませんが、逆に、「まだまだ物足りない!」「もっと個性を出したい!」なんて思っている方も多いはずです。

カスタムすればするほど、その魅力に取りつかれてしまうのは、ハーレー乗りの宿命なのかもしれませんね。

「はじめてのハーレーカスタム」でご紹介してきたのは、「ハーレーを買ったなら、このくらいはイジっておきたい」という基本的なカスタムでした。

今回からは中級者のみなさんに向け、「一歩先行くハーレーカスタム」ということで、次のステージに進んでいきます!
ある意味、ここからが本番です(笑)

記念すべき第13回は、「ローダウン(シャコタン)」について。
さあ、ハーレーカスタムのディープな世界への第一歩を踏み出しましょう!

フォーク・ショックって何だ!?

フォークやショックは、ひっくるめて考えれば「サスペンション」ということになります。サスペンションとは、車体とタイヤを結びつけるパーツのことで、路面の凸凹による振動・衝撃を吸収して、乗り心地を良くすることを主な目的としています。ちなみに、前輪のサスペンションは「フロントフォーク」「フロントサス」と呼ばれ、後輪のサスペンションは「リアショック」「リアサス」と呼ばれます。

ローダウンする2つの目的

高性能のサスペンションに交換すればライダーに伝わる衝撃を緩和でき、乗り心地が向上します。とはいえ、多くのハーレー乗りは、乗り心地の向上というよりは、「ローダウン」を実現するためにフォーク・ショックを短いものに交換します。では、何のためにローダウンするのでしょうか?

一つは、足つき性を良くするためですね。ハーレーはご存じのとおり大きいバイクですが、日本人は小柄なので、人によっては足つき性が悪くなってしまうんです。そして、もう一つ大きいのが、「ロー&ロング」を実現するためです。ハーレーはローダウンすることで、スタイリングがグッと引き締まり、見違えるようにカッコ良くなりますからね。

地を這うような「ロー&ロング」のスタイルを!

「ロー&ロングこそがハーレーの醍醐味だ」と言う人もいるほど、車高を下げるカスタムは絶大な支持を集めています。たしかに、地を這うようなライディングスタイルはハーレーならではの迫力がありますよね。このロー&ロングを実現するために第一に着手したいのが、フォーク・ショックの交換であり、比較的手を付けやすいのがリアショック(リアサス)の交換です。

純正ハーレーのリアショックは12.5インチですが、これを11インチのショートショックに替えてローダウンするのは定番。たった1.5インチ(約4センチ)の差ですが、足つき性はもちろん見た目にも結構インパクトのある変化をもたらしてくれるんです。リアサスをショートショックに替えて車高を落とすことで、全体的にグンと引き締まったシルエットになりますよ。

定番のリアショックはこれだ!

上述した11インチのショートショックは、当店でも人気のパーツになっています。現行のダイナグライドやスポーツスターはもちろん、EVOのダイナグライドとスポーツスター、ショベルのビッグツイン、アイアンスポーツにも対応したモデルをリリースしていますので、ぜひご検討ください!

一般的なショートショック

コイルスプリングが露出した、一般的なショートショック。
色は、クロームとブラックの2色展開です。

フルカバータイプのショートショック

コイルスプリングを隠したフルカバータイプのショートショック。
こちらも、クロームとブラックの2色展開です。

>> ネオファクトリーが取り扱うリアショック一覧はこちら

リアショック交換事例

最近、ネオガレージで手がけたリアショックの交換事例をご紹介します。

2008年式FXDB

Before

2008年式FXDB ファットボブ
リアショックの交換前です。

【選んだのはこのパーツ】

>>11in フルカバーショートショック
クローム ダイナ用

After

リアフェンダーが沈み込み、全体的にローダウンしたのが分かりますね!
一気に風格が増して、カッコ良くなりました。

交換前と同じフルカバータイプのリアショック
この車両にはクロームが似合っていますね。

2008年式FXCWC

ハーレーのなかでも、ソフテイルのリアローダウンはちょっと特殊です。ソフテイルは独特のフレームを持っており、リアサスの構造も他のモデルとは大きく異なります。

ソフテイルのフレームは、80年代に流行した、サスが無いリジットフレームルックを再現しているのが最大の特徴です。「ソフテイルってリアサスが無いの?」と思う方もいますが、実は車体の真下に隠れています。そのため、リアローダウンするには、隠れたサスを取り外し、右のような独自のロワリングキットを組み付ける必要があるのです。

Before
After

車高が落ちているのが分かるでしょうか?写真の角度がちょっとアレで。。。分かりにくいかもしれませんね。

Before
After

これならどうでしょう?ローダウンしたのが分かりますね。短い足も地面にベッタリです(笑)

リアショック交換にあたっての注意点

リアショックの交換は、当然ですがジャッキアップが必要になります。ジャッキアップの工具をお持ちでない方は、工具を購入してトライしてみてもいいですね。そこまでは自信がない・・・という方はショップにお願いしましょう。ショップに任せたほうが安心ですが、この先、タイヤ交換などでジャッキアップするケースもあると思いますので、DIYが好きなら工具を購入しても元はとれると思いますよ。

取り付けに自信のない方は、ショップへご相談を!ネオファクトリーでは全国のディーラー様をご紹介しております。

リアショックの取り付け後は、必ずRフェンダーとベルトガードのクリアランスを確認しましょう。必要に応じて、フェンダーやベルトガードをカットして使用してくださいね。

また、ローダウンをするとサイドスタンド(キックスタンド)の変更が必要になることがあります。ネオファクトリーでは、以下の商品をご用意しておりますので、お気軽にお買い求めください。

(左)キックスタンド ショートタイプ 90y-ダイナ クローム

(右)キックスタンド ショートタイプ 90y-ダイナ ブラック

ダイナ用、ショートタイプのサイドスタンド(キックスタンド)。
ローダウンした車両に最適。

キックスタンドアングルプレート 84-99y

ローダウンをした際につけるアングルプレート。

どうせならフロントフォークも!

「ローダウンってリアだけでいいの?」という方。もちろん、上述のビフォーアフターのようにリアショックを短くするだけでもローダウンの効果は実感できますが、がっつり車高を低くしたい場合は、フロントフォークの交換もご検討ください。

運転の面からすると、リアだけをローダウンしてフロントがそのままだと、コーナリングのときに違和感を覚えることがあるかもしれません。前後のバランスをキープしながら、思いきり低くしたいという方は、リアショックと一緒にフロントフォークも短いものに替えてしまうのがいいですね。

定番のフロントフォークはこれだ!

フロントフォークはバイクの前輪を左右から支えるパーツですが、その内側にあるパイプ(フォークチューブ / インナーチューブ)の長さを替えることで、お好みのスタイルにカスタムできます。

フォークチューブ / インナーチューブ

チョッパースタイルを目指す人は、+6インチや+8インチなど長めのインナーチューブに交換します。逆に、車高を落としてロー&ロングを目指す人は、-2インチや-4インチなど短いインナーチューブに交換します。

トリプルツリー

トリプルツリーは、バイクのフレームとフロントフォークをつなぐパーツ。フロントフォークの交換にあたっては、トリプルツリーの分解・交換が必要になる場合があります。

>> ネオファクトリーが取り扱うフロントフォーク一覧はこちら

ネオファクトリーのイベント情報

先日開催させていただいた「ネオガレージ青空市」は、おかげさまで大盛況。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!当店では、11/29、12/6にも大きなイベントに出展します。どちらのイベントも毎年、「帰りたくない!」と泣きわめく大人が続出!お時間のある方、いやお時間がない方も無理してでも来てくださいね!

11/29(日) 稲妻フェスティバル2015

稲妻フェスティバル2015

エイ出版が主催する「稲妻フェスティバル2015」に出展します。「稲妻フェスティバル」は、Lightning、CLUB HARLEYでおなじみのブランドが一同に集結する巨大なショッピングイベント。バイカーファッションのお買い物を楽しめるのはもちろん、クルマやバイクの展示、試乗など盛りだくさん! ネオファクトリーは、お買得商品、アウトレット激安商品を中心に販売させていただきます!

■日程
2015年11月29日(日)10:00~16:00(予定) ※雨天決行

■会場
お台場特設会場(江東区青海1【N,O,P地区】:船の科学館駅前)

>> 稲妻フェスティバルのWebサイトはこちら

12/6(日) Yokohama Hot Rod Custom Show 2015

Yokohama Hot Rod Custom Show 2015

MOONEYESが主催する「Yokohama Hot Rod Custom Show 2015」に出展します。「Yokohama Hot Rod Custom Show」は、国内外からカスタムカーやバイク、カルチャーが集結する国内最大級のインドアショー。ネオファクトリーは、新商品を中心に弊社パーツを装着したデモバイクを展示させていただきます! ぜひ、カスタムの参考にしてくださいね。
※バイクでの来場はできません。公共交通機関をご利用ください。

■日程
2015年12月6日(日) 8:00~17:00

■会場
パシフィコ横浜 国際展示ホール

>> Yokohama Hot Rod Custom ShowのWebサイトはこちら